業界研究 〜SIer・銀行〜

はじめに

 3月の就職解禁が近づいてきました。とはいうものの、もうすでに就活が終わっているという方やまだ何もやっていないけど何をしたらいいのかわからない方などさまざまいることでしょう。就職解禁の前にやるべきことの1つとして業界研究があると思います。私も去年ざっくりとやりましたが、正直言ってどれも似たようなところばかりで何を基準に判断すればいいのかわからなくなった記憶があります。そんな私の経験があったことから、わかりやすいサイトがあればいいのになと思い、ないなら自分で作ろうと考えました。今回紹介する企業はほとんど私が選考を受けたり調べていたりした企業ですので、就活生目線で知りたい情報が書けるのではないかと思います。

 私は、去年「IT×金融」を主な軸として就活していました(就活体験記は後ほど書きます、多分)。その中でも特に、SIerと銀行に絞って受けていました。SIerって何ってなった方は

SIer(エスアイヤー)とは?基礎知識から仕事内容まで詳しく紹介 - システム開発のプロが発注成功を手助けする【発注ラウンジ】

を参考にしてください。ざっくりいうと、SIerシステム開発をする企業です。とはいえ、ゴリゴリの技術系というわけではないので、文系の方も多く志望しています。また、理系でもIT系以外の専門の方も多いです。そんなSIerと銀行ごとの違いを次から見ていきたいと思います。

 

主なSIer

上の記事を見ていただいた方は理解してくれたと思いますが、SIerには大きく分けて5つの種類があります。

  1. メーカー系
  2. ユーザー系
  3. 独立系
  4. コンサル系
  5. 外資

この5つの違いについて気になった方は上の記事を見てください。メーカー系と外資系については私自身ほとんど受けていないため、このブログでは省略させていただきます。主なメーカー系は、富士通NEC、日立などで、主な外資系は、IBMアクセンチュアなどです。これらの企業は私の軸とは少しずれていたため、あまり受けていません。

ですので、ユーザー系、独立系、コンサル系の主なSIerで私が受けた企業を中心に紹介していきたいと思います。基本情報は主に有価証券報告書の情報を引用しています。

野村総合研究所(NRI)

基本情報
  • 単体従業員数…6488人
  • 平均年齢…40.6歳
  • 平均勤続年数…14.8年
  • 平均年間給与…1232万円
  • 月間残業時間…45.7h
  • 有給休暇消化率…53.9%
解説

特筆すべきはやはり平均年間給与です。国内のSIerではずば抜けて高い数字となっています。バリバリ働きたいし、お金がたくさん欲しい!という方には野村総合研究所がおすすめです。また、野村総研=激務という印象を持たれている方もいると思いますが、最近では制度が変わってきていて、wlbも重視されているようです。月間残業時間はopenworkを参照していますが、昔のデータも含まれてるため参考程度に見てください。

NTTデータ

基本情報
  • 単体従業員数…12351人
  • 平均年齢…39.0歳
  • 平均勤続年数…14.7年
  • 平均年間給与…852万円
  • 月間残業時間…31.5h
  • 有給休暇消化率…85.6%
解説

平均年間給与は野村総研と比べるとだいぶ低い数字となっていますが、大手SIerの中では平均程度の額です。その分、残業時間は短めで有給休暇消化率も高いので、お金はそこそこでまったりと働きたいという方にはおすすめです。また、各就活人気ランキングで常に上位となっており、就活生からの人気も高いです。

日鉄ソリューションズ(NSSOL)

基本情報
  • 単体従業員数…3350人
  • 平均年齢…40.0歳
  • 平均勤続年数…13.0年
  • 平均年間給与…845万円
  • 月間残業時間…34.6h
  • 有給休暇消化率…64.0%
解説

平均年間給与や月間残業時間はNTTデータとほぼ変わらず、有休消化率は若干低いといった印象です。また、従業員数が上記2つの企業より少なめということもあり、アットホームな空気感がありました(個人の感想です)。東工大OBは毎年10人前後入社しているようです。東工大生向けの説明会や座談会も充実しているので、アットホームな空気感を求めている方にはおすすめです。

電通国際情報サービス(ISID)

基本情報
  • 単体従業員数…1697人
  • 平均年齢…41.0歳
  • 平均勤続年数…12.3年
  • 平均年間給与…1057万円
  • 月間残業時間…34.1h
  • 有給休暇消化率…58.2%
解説

平均年間給与は他社と比べて高い水準にあります。ただ、退職金が出ないようですので、長く勤めるには不向きかもしれません。従業員数は日鉄ソリューションズより少なく、ベンチャー企業のような雰囲気があります。ただ、名前から見てもわかる通り、電通系列ですので基盤はしっかりとしています。ベンチャーと大手のいいとこ取りをした企業に行きたい!という方にはおすすめです。

BIPROGY(旧日本ユニシス)

基本情報
  • 単体従業員数…4451人
  • 平均年齢…46.1歳
  • 平均勤続年数…21.0年
  • 平均年間給与…810万円
  • 月間残業時間…22.5h
  • 有給休暇消化率…70.9%
解説

給与面やwlbはNTTデータと似ているところがあり、こちらもまったりホワイトといった印象です。平均継続年数が他社と比べて長いですが、1958年に設立しており、SIerとしては歴史がある会社ということも影響していると思います。とはいえ、働き続けたい環境にあるというのも要因だと思います。

NTTコムウェア

基本情報
  • 単体従業員数…5540人
  • 平均年齢…45.9歳
  • 平均勤続年数…24.3年
  • 平均年間給与…786万円
  • 月間残業時間…20.4h
  • 有給休暇消化率…96.3%
解説

給与は他社と比べてやや劣りますが、圧倒的なwlbです。お金はいいからとにかくホワイトがいいという方にはおすすめです。NTTデータは外販が中心ですが、NTTコムウェアNTTグループ内の内販が中心です。また、2022年にNTTドコモグループとなりました。

SCSK

基本情報
  • 単体従業員数…8462人
  • 平均年齢…43.8歳
  • 平均勤続年数…18.4年
  • 平均年間給与…752万円
  • 月間残業時間…23.6h
  • 有給休暇消化率…88.5%
解説

給与やwlbはNTTコムウェアにやや劣りますが、ホワイトであることには変わりありません。住友商事の子会社でもあり、売上の2,3割は住友商事が占めています。また、健康政策に力を入れており、喫煙者は肩身が狭いようです。タバコ嫌いなホワイト志向の方にはおすすめです。

以上が主なSIerの紹介です。やっていること自体ははっきり言ってどこも変わらないと思います。ですので、それぞれの企業の強みや給与、wlbなどを総合的に考えて自分に合った企業を見つけましょう。

次は、金融系のSIerを紹介したいと思います。私の就活時代には、金融系のSIerと銀行のIT部門は何が違うんだろうと思っていました。今もはっきりとした違いがわかっているわけではありません。イメージとしては、金融系SIerは、システムを開発する人たちで、理系寄りという感じです。逆に、銀行のIT部門は、どんなシステムが必要か考える企画としての側面が大きく、文系寄りのイメージでした。(これは本当に個人の感想です)この点について両方の会社に質問したことがありますが、あまりクリティカルな回答は得られませんでした。ITと金融でITに軸を置きたい人は金融系SIerに、金融に軸を置きたい人は銀行のIT部門を選ぶといいと思います。

主な金融系SIer

この章では、メガバンクである三井住友、三菱UFJ、みずほの3社の子会社である金融系SIerについて比較しながら紹介していきます。平均年収は、有価証券報告書がないため、代わりにopenworkを参照しています。あくまでも参考程度に見てください。

日本総研

基本情報
  • 単体従業員数…2640人
  • 平均年間給与…682万円
  • 月間残業時間…41.9h
  • 有給休暇消化率…73.5%
解説

残業時間はやや多めで、wlbはあまり良くないのかなという印象です。日本総研SMBCグループの事業戦略をITで実現する企業です。内販が100%であるため、利益などにとらわれずにいいシステムを作れるのが特徴です。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)

基本情報
  • 単体従業員数…2015人
  • 平均年間給与…696万円
  • 月間残業時間…32.3h
  • 有給休暇消化率…72.9%
解説

残業時間は日本総研より少なめで、給与はほとんど変わらないといった感じです。MUFG各社のシステムの企画から運用までを行なっています。海外事業も積極的に行なっているため、海外の人と仕事をしたい、海外で仕事をしたいという方にはおすすめです。

みずほリサーチ&テクノロジーズ(旧みずほ情報総研

基本情報
  • 単体従業員数…4294人
  • 平均年間給与…671万円
  • 月間残業時間…33.9h
  • 有給休暇消化率…69.2%
解説

給与、wlbともにMUITとほとんど変わらないという感じです。みずほリサーチは、上記2社とは異なり、外販もやっているというのが特徴の1つです。金融を軸におきながらも、いざとなったら他の分野にも挑戦してみたいという方にはおすすめです。

以上が大手金融系SIer3社の紹介となります。こちらもはっきりいってやっていることはほとんど変わりません。また、給与やwlbもほとんど変わらないので、社員さんとの相性などが重要となってくると思います。OB訪問や会社説明会で会った人と積極的に話してみるといいと思います。

最後に銀行の紹介をしたいと思います。とはいえ自分はIT分野しか知らないので、IT分野を中心に説明していきます。

主な銀行

ここではメガバンク3社とりそな銀行について説明していきたいと思います。ただ、銀行に関してはあまり詳しく調べているわけではないので、参考程度に読んでいただけると助かります。

三井住友銀行

基本情報
  • 単体従業員数…27851人
  • 平均年齢…38.6歳
  • 平均勤続年数…15.3年
  • 平均年間給与…827万円
  • 月間残業時間…32.1h
  • 有給休暇消化率…79.4%
解説

子会社の日本総研と比べると、給与は高く、wlbも良いように感じます。ただ、何度も書いている通り、日本総研の給与はあくまで口コミベースですので参考程度に留めておいてください。また、三井住友銀行はIT採用というのがなかった記憶があります(今年は変わっているかもしれないのでしっかりと調べてください)。総合職で入ってIT分野を志望するという流れになると思うので、確実にITをやりたい人にはお勧めできません。

三菱UFJ銀行

基本情報
  • 単体従業員数…28843人
  • 平均年齢…38.7歳
  • 平均勤続年数…15.2年
  • 平均年間給与…771万円
  • 月間残業時間…28.2h
  • 有給休暇消化率…71.6%
解説

三井住友と同様、給与とwlbはともに子会社より若干良いといった感じです。採用コースはシステム・デジタル職というのが去年はありました。今年はどうなるのかわかりませんので、ご自身で調べてみてください。

みずほ銀行

基本情報
  • 単体従業員数…25897人
  • 平均年齢…39.0歳
  • 平均勤続年数…14.9年
  • 平均年間給与…770万円
  • 月間残業時間…28.7h
  • 有給休暇消化率…68.5%
解説

ここまでの3社を見ていくと、給与は三井住友、wlbは三菱UFJとみずほといった印象です。自分に合う方を選びましょう。また、みずほはOne MIZUHOをうたっており、採用方法も今年度から変わるようですので、しっかりと調べましょう。

りそな銀行

基本情報
  • 単体従業員数…8440人
  • 平均年齢…40.5歳
  • 平均勤続年数…16.6年
  • 平均年間給与…679万円
  • 月間残業時間…24.6h
  • 有給休暇消化率…73.0%
解説

りそな銀行メガバンクでも地方銀行でもなく、中間の位置にいるイメージです。また、他の銀行とは違い信託機能も持ち合わせているところが特徴です。給与は他社に比べて劣りますが、wlbは良いです。就活の際には、なぜメガバンクではなく、りそななのかということを答えられるようにしましょう。また、去年はIT企画コースというのがありました。

 

以上のことから、金融に軸を置いているけどITもやりたい人は、去年と同じ採用コースだった場合、三菱UFJとりそなを受けると良いでしょう。みずほと三井住友はオープン採用の中に含まれているため、確実に希望のコースに行けるかはわからないためです。ただ、前述の通り、今年は採用コースが変わる可能性もあるので、ご自身でしっかりと調べてみましょう。

 

終わりに

就活の時に調べた情報と今回新たに調べた情報(最新の有価証券報告書など)を基にブログを作成したら意外と楽しくて、気がついたら5000字超えてました。内定者レポートもこれくらいすらすら書けてたらなあ。これでも相当情報を省きました。特に、各社の強みについてはそこまで言及しませんでした。ぜひご自身で調べてみましょう。その際には、企業の統合レポート(アニュアルレポート)を見るのがお勧めです。参考までに、野村総研の統合レポートのリンクを置いておきます。

統合レポート(アニュアルレポート) | IRライブラリ | 株主・投資家情報(IR) | 野村総合研究所(NRI)

最初にも書きましたが、もし気が乗れば自分の就活体験記も書いていこうかなと思います。ここまで長い量を読んでくださりありがとうございました。

マッチングアプリ体験談④

今回で最終回です。前回は、会う直前までの話で終わりました。

 

待ち合わせ場所は相手の都合がいいところを指定してもらいました。半分諦めてはいたものの、普通に緊張していたので時間より早めに着きました。

 

暇だったので音楽聞きながら待っていたらもうそろそろで着くという旨のLINEが来て、1割ほどの期待を持って待っていました。しかし、その期待はすぐに打ち砕かれました。

 

事前に見ていた写真から想定していた値域の最小値みたいな感じのルックスの方が来ました。

 

まだ値域から外れていたら、さすがにおかしいだろってなりますが値域のギリギリを攻めてきたので何も言えず、しかも僕は所詮彼女いない歴=年齢という人間なので贅沢は敵だということで蜻蛉返りせずに普通に話そうと思いました。

 

駅下のドトール(かどうかはあまり覚えていないが)に連れて行かれてそこで話すことになりました。

 

飲み物は何頼めばいいのかよくわからなかったので、とりあえず相手に合わせるっていうのが無難かなと勝手に思って相手に合わせました。

 

少し話してみると、中学受験をしていて、数学が好きで、塾講師もやっていてという共通点から思ったより話は弾みました。やっぱりLINEより対面のほうが話しやすいなあって思いながら話していました。リアルタイムで返事が返ってくるっていうのはいいですね。

 

そこから夏休み(8月)は何していたのかという話をしていたら、ビジネス系のセミナーに通っているという話をしていました。そこでの活動が充実していてとても楽しいから興味があったら来てみたら、というような軽いノリで誘われました。その時は特に興味もなかったのですが一応、暇なときがあれば行きます!と思ってもないことを言ってその場をやり過ごしました。

 

こう書くとすぐに勘付かれる方もいるかと思いますが、話している間は不思議と特に疑問を持つことはありませんでした。もちろん、その話ばっかりしてきたら怪しいなと思うでしょうが、その話がメインというわけではなく話の流れで出てきただけだったので特に気になることはなく、他は普通に他愛もない話をして気づいたら2時間くらいたっていました。僕がその後塾のバイトがあるということで解散となりました。

 

異変に気づいたのは、話し終わって解散するときです。普通だったら(お前が普通を語るなと自分でも思いますが)、「また今度どこかでお話しましょう」的な文句を帰り際に発すると思うのですが、その方は、「セミナー今度誘いますね!」的なことを言っていました。言われた瞬間は気になりませんでしたが解散して一人になって落ち着いて考えてみると、おかくしくね?となりました。帰り際に言うことって今日の総括みたいなイメージがあるので、すごいその発言には違和感を覚えました。セミナーに勧誘する目的だったのか?と。

 

今考えてみると、おそらくドトールであまりそのことについて話せてなかったので焦ったのかなと思いましたが、その行動が僕の目を覚まさせてくれました。

 

後のLINEでもその話をしてきたので、そのセミナーの名前を聞いてみたらところ、案の定マルチ商法で有名な会社が開いていたものでした。

 

マルチ商法(マルチしょうほう、multi-level marketing)は、会員が新規会員を誘い、その新規会員が更に別の会員を勧誘する連鎖により、階層組織を形成・拡大する販売形態である。正式名称は連鎖販売取引で、その通称である。

wikipediaより)

 

少し調べてみたら、これ自体が違法なわけではなく、マルチ商法の勧誘がメインであるのにも関わらず、事前告知せずに勧誘にもっていくということが違法らしいです。

 

まあでも、マルチ商法に勧誘します!って言って勧誘する馬鹿はどこにもいないと思うのでマルチ商法原則違法といったところだと思います。

 

今回僕は引っかかる前に気づいたからよかったのですが、この1ヶ月間は何だったんだということでかなり落ち込みました。そしてまた彼女はいらないと悟り現在にいたります。

 

同時期にやっていた友達は、約束した時間から30分たっても現れず、連絡もつかなかったということもあったみたいです。

 

マッチングアプリをやっている人の理由は様々ですが、僕がやる前は本気∨ヤリ目の二択しかないと思っていて、後者があまりないアプリなら本気でやっている人が多いのではないかと思いこんでいました。

 

しかし、遊び感覚でやっている人やマルチ商法の勧誘をしてくる人(後者は自分以外聞いたことないけど)もたくさんいるのです。

 

ここまでで終わると、この前マッチングアプリを勧めた人に嫌われそうなので、僕が思うマッチングアプリの利点と欠点をまとめてみます。

 

利点

  1. 趣味などが合う人を見つけることができる
  2. 沢山の人と関わることで女性との会話に慣れることができる
  3. もしかしたら(もしかしたら)、付き合うことができるかもしれない

 

欠点

  1. 課金しないと使い物にならない
  2. 遊び感覚でやっている人などが大勢いる
  3. 効率が悪い

 

これらの欠点を克服するためには課金をし、効率は気にせず数撃ちゃ当たるという考えで挑むことが大切だと思います。一人一人にあまり期待せず、付き合えたらラッキーくらいの気持ちで向き合うことが大切です。僕はもう懲りましたが、これからやろうと思っている人は全力で応援します。諦めずに最後まで頑張ってください。

 

ここまで全4話にわたって僕のマッチングアプリ体験談を書いていきましたが、いかがでしたでしょうか。誰かのためになったり、笑いの種になったり、暇つぶしになってくれたりしたら幸いです。

 

おわり。

マッチングアプリ体験談③

前回の記事ではLINE交換するところまで書いたので、今回はその続きから書きたいと思います。

 

途中から面倒になってしまった僕は、一人だけとLINEを交換して満足してしまいました。ただ、僕がLINEを交換した相手は返信頻度が遅めの人でした。女子とのLINEの経験がほとんどない僕にとって、それが忙しいからなのか単純に面倒だからかはわかりませんでした。また一人しかLINEを交換してないということもあって、後者の理由は考えないようにしていました。

 

一緒の時期に始めた友達は既に会う約束をしていたので焦りもありましたが、数日後になんとか会う約束をすることができました。しかし、ここでふと我に返ってしまいます。

 

どうして僕はこんなに必死になっているんだ?

 

元々彼女はいらないと悟りを開いていたのに、友達に彼女ができたというのを聞いて勢いで行動していましたが、こんなにLINEの文面を考えたり、相手の返信頻度に悩まされながら生活してるの普通にしんどくない?と思うようになってきました。そのような相談を友達としていく中で僕はある真理にたどり着いてしまいました。

 

男と話してる方が100倍楽しい。

 

あー、ついに気づいてしまいましたね。というか昔からなんとなく気づいてはいましたが、気づかないふりをしていました。

 

会う約束をしてから2週間後に会う予定でしたが、何も話すことはありませんでした。が、相手が基本情報技術者試験の勉強をしているというのを聞いて、僕もちょうど勉強していたので、ついそれに関連した理系トークをしてしまいました。送ってる途中にこういうのって気持ち悪いよなって思いながらも他に話すことはないので、仕方ありませんでした。よく理系は理系トークばっかりしてて気持ち悪いという声が聞こえてきますが、最終的にはそれしか話すことがないので仕方ないのです。趣味の話などを広げられるほど器用な人間は理系にあまりいません(失礼)。

 

その理系トークも尽きて50時間ぶりに返信が来るということもありました。さすがにこれは遅いやろと思いやめるか悩みましたが、とりあえず会ってから決めようと思いました。正直LINEよりは会って話すほうが得意だと勝手に思っていたからです。LINEだと相手が何を考えているのか全くわからないので。

 

先に会う約束をしていた友達が、実際に会ったら顔が違ったと言っていました。やっぱりそうなんかーと思うと尚更会うのが面倒になってきましたが、ここまで面倒な思いをしてるし最後までやりきるかという決心をしました。

 

会う約束をした日に近づいたとき、こんな不審なLINEが来ました。

 

「今度一緒にお話しませんか?」 

 

いや、もう会う約束したがな。というか急だな。今まで散々忙しいって言ってたのに今更どうした?

 

このLINEになんて返そうか迷いました。でも、「いや、もう約束しましたけど」などと送れるほどの強い人間ではないので、僕も忘れたふりをして「いいですね!」みたいな感じで返したと思います。まあ、忙しかったみたいだし2週間くらい前に約束したから忘れちゃったのかな?などと言い聞かせました。

 

流れで予定が早まり、そのLINEがきた次の日に会うことになりました。今思うとこの不審なムーブの理由はなんとなくわかるのですが、その時はもう何も考えないようにしてました。

 

と、今回はここまでにしておきます。

 

次回予告:

青山○院の女で新○のカフェに誘ってくるやつには気をつけろ!

 

お楽しみに!

マッチングアプリ体験談②

注:前回の記事をまだ読んでない方はそちらからお読みください(いや、別に読まんくてもいいけど)

 

前回、いいねの上限があると書きましたがそれは無課金でやろうと思ったからです。wi○hの場合、無課金だといいねの上限があり、さらにメッセージも送れません。(他にもいろいろ不利な点があった気がするけど忘れたので調べてください)前者はなんとかなりますが、後者は致命的です。ただ課金するのは負けた気がして(既に色々負けているというのは置いといて)、裏ワザ(?)を使って一週間だけ無料でメッセージが送れるようにしました。これによってマッチングしたあとにしっかりメッセージのやり取りが一週間だけできるようになりました。この方法でやりたいと思った人は初日に上限までいいねを使い切るのがおすすめです。登録してから一週間しかメッセージが送れないので。

 

もちろん、一週間だけでは当然ほとんど何もできないので目標はある程度話したらLINEなどを交換してそっちでやり取りすることです。ただLINEの交換に持っていくことすら一週間では厳しいです。そもそもマッチングして文章を送っても中々返ってこないことが多いです。そこで、できるだけ返してもらえるような文章を考えます。当時使ってた初手の構文はこんな感じです。

 

はじめまして!マッチありがとうございます!○○です!

○○さんとは○○なところで趣味が合いそうだと思っていいねさせていただきました!

○○が好きと書いてありましたが、1番好きな○○は何ですか??

 

うん、当時から気持ち悪いと思いながら使っていたけど今見たらなお、気持ち悪い。ただ、最後は疑問で終わらせることで相手から返信が来やすくなるそうだ。実際返信率はそこまで悪くなかった。が、その後が続かない。そもそも女性側はおそらく、同時にたくさんの人とやりとりしているのだろう。最初くらいは返してやるがその後は返さねえよといったスタンスの人が多かった気がする。

 

少し話はそれるが、女性にどんくらいのいいねがついているかがわかる機能があった。それを見て僕は絶望した。自分のことを棚に上げるが、自分のことを棚に上げるが(大事なことなので2回言いました)、そうでもない方に3桁のいいねがついているのを見てやりきれない気持ちになった。

 

いくらなんでも不平等すぎるだろ。

 

基本的にまだ男性有利な社会であるというのにはその通りだと思うが、恋愛市場においては明らかに真逆である。まあ、こんなこと言ってるから彼女ができないんでしょうね。平等だとしてもお前には出来ねえよという声が聞こえてきました。言い訳ができなくなるまで追い詰めてほしいんだよなあ。そうしてくれたら、自分のせいだってはっきり認めることができるので。勉強と運動さえできれば少しモテた小学生時代またやってこねえかなあ。きませんね。ごめんなさい。

 

話を戻します。返信が来てもその後が中々続かないと言う話をしましたが、そもそも何言っているのかよくわからない人が一定数います。これはだいたいの場合は適当に返信しているからでしょう。自分からしたら数少ないマッチング相手ですが、向こうからしたら大勢のうちの一人に過ぎません。しっかり考えて返信してるのはこちらだけです。そこは割り切って考えましょう。また、話が通じない人はやめておいたほうがいいです。

 

始めて4日目くらいでやっと一人とLINE交換することに成功します。10往復くらいやり取りしたら時頃だよとアドバイスをもらっていたので、ぴったり10往復で聞いてみたら大丈夫でした。ただこの時既に僕は疲れきっていました。今思うとここで頑張らなかったのが痛い目を見ることに繋がったのですが、女性とチャットする機会が中々ない僕にとって同時に複数(といっても一桁)の人とやり取りするのは神経が削られました。なので、一人とLINE交換しただけで満足してしまいました。燃え尽き症候群ってやつですかね。これからもし始める人がいたら、少なくとも2、3人とは交換しましょう。理由は後にわかると思います。

 

LINE交換してからもなお、地獄は続きますが、今回はここらへんにしたいと思います。

 

途中語尾が変わってるのは気にしないでください。心情の変化の表れです(?)

 

次回予告:

返信頻度が遅い人は興味がないのかそういう人種なのかはっきりしてほしい

 

お楽しみに!

マッチングアプリ体験談①

この前マッチングアプリの話を友達としたので書こうと思いました。実際にやってたのは去年の夏頃でもう記憶が曖昧なところもあると思いますが、誰かのためになればと書いていきます。

 

そもそもなぜ僕がマッチングアプリを始めたかについて話していきます。

 

元々僕はマッチングアプリには否定的(?)でした。チャラい人(いわゆるヤリ目の方)が多いイメージだったからです。実際のところどうなのかはさておき(興味がある人は実際にやってみて確かめてみましょう)、そんなの僕がやるわけ無いと思っていました。しかも僕は彼女いない歴=年齢で、僕には彼女はいらないとある種悟りを開いていました。

 

ではなぜそんな僕がマッチングアプリを始めることになったのか。

 

中高の友達で僕と同じように彼女いない歴=年齢の奴がマッチングアプリで彼女を作ったと聞いたからです。

 

なんて短絡的なやつなんだと思われたでしょう。僕もそう思います。ただ、そいつに彼女ができたことで僕の中に「焦り」というやつが生まれたのかもしれません。とにかく僕はそれを聞いてすぐに友達が使ってたマッチングアプリを入れました。

 

僕がいれたマッチングアプリはw○thというやつで、メンタリストのDaiG○が監修してるみたいです。入れて最初に驚いたのは、設定の面倒さ。これを遊びでやってる人はどんだけ暇なのかというくらいとにかく面倒。いや、真面目にやんなければそこまで面倒でもないかも。とにかく馬鹿みたいに真面目に色々やったので大変でした。写真や自己紹介文、それによくわからんけどたくさんやらされる恋愛診断的なやつ。写真や自己紹介文は友達に見てもらいながら最善をつくしました。入れた初日で挫折しそうになりましたが、友達に追いつけ追いこせという明治の日本みたいな考えでなんとかモチベーションを維持していました。

 

やっと色々な設定が終わったと思ったら次は色んな人にいいねボタン的なやつを押しまくります。ただ、上限が決まっているのである程度考えていいねしました。とりあえず写真を見て、良さげだなと思ったらプロフィールを見ます。なんか趣味とか合いそうだなーってなったらいいねするといった感じです。自分がいいねを送った相手から返事みたいなのがあればマッチング成立といったところです。ただ、ここで最初に僕は現実を見ます。

 

いいね全然返ってこねえ。

 

マッチング率は10%といったところでしょうか。100送って10返ってくるくらいです。多いと思うか少ないと思うかは分かれるかもしれませんが正直僕は少ないと思いました。初日に結構いいねを送りましたが全然返ってこず。僕と同じ考えでやり始めた他の友達が先に返ってきているのを見て劣等感に押しつぶされそうになりました。ただまだ地獄は始まったばかりということをその当時は知りませんでした。

 

充電が少なくなってきたのでここで一旦終わりにしたいと思います。

 

次回予告:

将来、恋愛市場において男女の不平等さを解消したやつにノーベル平和賞の授与を検討

 

お楽しみに!